【0から始める中国語】台湾留学3ヶ月でどれほど話せるようになるのか。
台湾留学中の経過報告
台湾に留学を初めて3ヶ月が経ちました。繁体字どころか簡体字もまともに勉強したことのない0からのスタートだった中国語が、この3ヶ月で実際にどれくらい上達したのかを話したいと思います。
全く中国語に自信のない、勉強したことの無い人が留学生活を通してどこまで話せるようになるのかという事をありのまま伝えていきます。
ちなみに今月から月ごとの経過報告をしていきたいと思います。
長くなりますが、自分なりに大切だと思うことをたくさん詰め込んでいるので、ぜひ呼んでください!!
単刀直入に中国語上達度
まずは、中国語ががどれほど上達したかですが、これは話す・書く・読む・聞くというスキルごとに大きく異なっています。
話す→自分の伝えたい事がゆっくり、簡略化してならある程度使えることができる。
※主に日常会話(どこに行きたいか、何をしたいか、何を食べたいか、日本と比べて台湾はこうだ、若者言葉)
やはりはじめに覚えるのは、生きる上で不可欠な日常生活に関する会話です。毎日起こりうることなので繰り返し使う中で定着しました。
書く→中国語は日本語や英語と比べると文法が簡単な印象があります。
(まだ難しい事をやってないだけかもしれません)
語順や単語を型通りに覚えれば比較的簡単に文章を書くことができるようになります。ただし、物語のような接続詞やニュアンス、流れが大事になってくる長文はできません。
読む→日本人の特権である漢字が有利!
漢字を幼少期から勉強している日本人にとってはとっつきやすい読むことですが、さらに台湾にいるメリットがあります。それは繁体字で表記されていることです。
日本の漢字は簡略化されている北京語よりも繁体字の方が似ています。読み方を知らなくても意味を推測し、読める文章がたくさんあるのです。
聞く→これが一番難しいです!全然できてないです(>_<)
中国語を学ぶ上で大きな関門である声調、話す時よりも聞くときのほうが判別に困ります。語学学校の先生は自分たちが習った文法や単語を使って丁寧に話してくれるので伝わるのですが、ひとたび外に出ると文法をきちんと使ってくれる人、ゆっくり話してくれる人は少ないです!(店員さんなど)
日本語で置き換えるとわかりやすいのですが、「今日は暑いですね」という文章も「今日暑くね」と言ったり、「電子レンジで温めますか」も「チンする?」と言ったりします。
ですので、勉強した文法や単語を日常生活に当てはめる際に、話すときには相手が理解してくれるので伝わるが、聞くときは役に立たず聞き取れないことがあるのです。
上達度を定量的に測ることは難しいのですが、読む>書く>話す>聞くの順で上達しています。
(来週TOCFLを受けるので、その結果で具体化できるとは思います)
どのように勉強しているか
大きく分けて3つです。
自習・語学学校・サークル活動です。
自習
まず、自習についてですが、生活をしている中で分からない単語に遭遇した際にGoogle翻訳やpleco【最低限これは必要!】台湾留学中の勉強、日常生活で使える無料アプリ8選 - 台湾留学記〜0から始める中国語〜などを使って調べ、ノートに記録しています。(3ヶ月でノート2冊目に突入しています。)
他には、TOCFLに向けて文法やリスニングの練習や単語帳での学習をしています。
自習では文法力や語彙力を増やすなど、インプットに力を入れています。
語学学校
週に2回、一回3時間ほど語学学校で勉強しています。語学学校の良いところは、アウトプットの練習が気軽にできることです。
覚えた単語や文法を聞く・話す機会がたくさん与えられます。これにより自習よりも圧倒的に定着率が高いです。
また、同じレベルの人たちと授業を受けることができるのもメリットの一つです。一人で勉強するよりも互いに教え合うことや、ともに努力する人がいる環境はモチベーション持続につながります。(ただし、注意点が1つ!後述します)
サークル活動
現在私は、留学先でダンスサークルの所属しています。日本の大学でダンスをしていたこともあり、台湾に来てすぐに(全く話せない状態)でサークルに入りました。
メリットが3つあります。
一つは、語学学校と同じようにアウトプットの練習に最適であることです。授業で習わないが台湾人が好んで使うフレーズなどを覚えられます。
二つ目は、ストレス発散になることです。留学中は誰しも少なからずストレスを感じることがあると思います。そのため自分の好きなことをする時間はストレス軽減に大変重要です。
三つ目は、貴重な台湾人との関わる機会が生まれるということです。留学中、意外と台湾人と関わる機会は少ないです。授業で仲良くなる台湾人も数人程度であるし、毎日会うわけではありません。また語学学校には台湾人はいないため、毎日関わるのはせいぜい店員さんくらいであると言えます。そのため、好きなことを共有できる友達を作る上でサークル活動は意義があります。
1〜2ヶ月目と3ヶ月目の違い
自分が思う上達度の推移に関してですが、全く勉強していこなかったため1〜2ヶ月目は上達が等比的なほどでありました。勉強すればするほど上達したため楽しく学び続けられました。
しかし、それも長くは続きません。3ヶ月目あたりになり上達度合いが緩やかになってきました。流暢に話すこともできないし、聞き取れないし、なんのために中国語を勉強しているんだろうとまで思いました。
自分のモチベーション維持はとても大変なことだと思います。
もし、勉強することがしんどくなってしまった時の対処方法は3つあります。
1勉強しない、休みたいときは徹底的に休む。
2日本人に相談する、話を聞いてもらうことで自分の気持ちが整理されます。
3目標を細分化する、例えば、山を登る時、一合目まで行ったら二合目を目標に、と近くの目標を一つずつ達成することで最終的には登頂することができます。勉強もそれと同じで、中国語を話せるようになるという大きな目標の前に、来週のテストで良い点を取る、HSKやTOCFLで何級に合格する、というような短期の目標を設定し、一歩一歩進んでいく方法が効果的です。
また、定量的に見えない語学力を見える化するテストというツールは、自分の実力を数値化するのに最適です。
具体的な数値の方がモチベーション維持に適している傾向があることは心理学において数々の研究がなされています。
これから留学する人へのアドバイス
一番声を大にして言いたいことは、留学する前にある程度勉強した方がいいということです。先ほど語学学校の欄で書いた懸念がこれに関してです。
語学学校のみを毎日行く人は問題ないのですが、交換留学先の学校に行きながら週2日程度でしか行かない人にとっては大問題です!
語学学校の授業は丁寧な反面、進度が遅いのが特徴です。なので、全く勉強していかないと、発音の仕方や漢字の書き方から教わることになり、大幅なタイムロスにつながります。
これは私の後悔する点であるので、ぜひ反面教師にしていただきたいです!
まとめ
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。今回は経過報告ということで、現状を簡単に書かせていただきましたが、「心理学を使った中国語の効果的な勉強法」など、より深掘りした記事を書いていきたいと思います。アドバイスなど気軽にしてください。もしいいなと思ってくださったならブックマークやスターをつけてくださると、頑張れます!!よろしくお願いいたします。