台湾留学記〜0から始める中国語〜

台湾留学中の発見に関するアウトプット及び、0から始める中国語力向上のための方法についてざっくばらんに書いていきたいと思います。

【一人でもできる!】脳科学を応用した効率の良い勉強法〜インプットとアウトプットに着目して〜

 

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前回効率の良いアウトプットに関しての記事を書きました。

↓前回の記事↓

taiwanryuugakuki.hatenablog.com

今回はその続きということで、インプットとアウトプットの割合はどの程度が良いのかと、一人でもできるアウトプットの方法に関して述べていきます。

 

インプットとアウトプットの黄金比

前回までのブログで、アウトプットの重要性は理解してもらえたとは思いますが、アウトプットを行うためにはインプットが必要です。

 

では、インプットとアウトプットのバランスはどのようにすれば良いでしょうか。

 

答えはインプットアウトプット =3:7

 

つまり、覚えること(読む、聞く)使うこと(話す、書く)の比率を3:7にするのが望ましいのです。

 

コロンビア大学の実験でプロフィールを暗唱するというものがありました。対象は小3から中2までの子供達で、与えられた時間は9分間でした。

 

その中で、「覚える時間」と「使う時間(テストをする時間)」割合を対象のグループごとに区別し実験が行われました。

 

最も高い結果を出したのは、30%〜40%をアウトプットする時間に当てたグループでした。この結果から、インプットの2倍以上の時間をアウトプットに費やすことで効率の良い学習ができるということが分かります。

 

別の実験では、インプットとアウトプットの比率を三つの段階に分けて、

「基礎期は5:5、応用期は3:7、直前期は1:9」と考えています。

 

勉強を始めたての頃は、5:5で同じくらい、慣れてくると3:7、テスト直前などには1:9の比率でインプットとアウトプットを行うことで良い結果に繋がるというものです。

 

人間の脳はインプットすることで一時的に記憶することは出来るが、アウトプットすることでその記憶が定着する仕組みになっているのです!

 

テストで良い成績を残したいと考える方は、ぜひこれを参考にアウトプットの割合を調整してみてください!

 

一人でできるアウトプット方法

黄金比はわかったが、実際アウトプットを2倍以上にするのってしんどくないですか?

 

以前、アウトプット方法として人に教えることや、説明することが効率的であると述べました。自分で勉強するより、人に教えている時間を長くするなんて簡単ではありません。

 

また、日本人に多いのが暗記を完璧にしてから問題集を解くといったインプットを重視するパターンです。これは完璧主義で心配性な日本人特有の性格によるものです。

 

一度、自分の学習方法を振り返ってみてください。

おそらくほとんどの方が、勉強というとインプットの方を重視していると思うはずです。問題集を解いたり、試験をしたり、人に説明したりする時間を倍以上とっている方は少ないことと思います。

 

このようにアウトプットするにあたり、そのハードルの高さが懸念されます。

なので今回は、一人でも簡単にできるアウトプットの方法を紹介いたします。

 

ノートに書く

え?それだけ?と思うかもしれませんが、これも立派なアウトプットの一つです。

例えば学校の授業やセミナーに参加したときのことを思い浮かべてください。

 

授業の内容をまとめるのがノートですが、大事なのは授業を聞いて得た「気づき」や「疑問」を書き留めることです。そして自分だったらどのように説明するか考えながらノートをとることです。

 

実際に誰かに説明しなくとも、そのような意識を持つことでインプットに対する姿勢も向上します。

 

覚えるために記憶するのではなく、誰かに説明するために、自分が話している状況をイメージしながら学習することで、ただ勉強するときと比べて格段に集中して学習することが出来ます。その結果、自ずとインプットも向上します。

 

話せない、説明できないというのは、理解できていないことです。逆に説明できるというのは理解できているということであり、自分の知識として落とし込めているということです。

 

より効果を上げるには、次に紹介する忘備録ブログを書くことが有効です。

 

忘備録ブログを書く

ブログの良いところは、不特定多数の人に発信ができる点です。第三者に伝えることでコメントをもらうなどのフィードバック効果が期待できます。

こうした「反応」を受け、次のアウトプットで改善することで成長します。

 

また、誰かに見られる可能性があるため、ミスがないか、きちんと伝えたいことが伝わっているかどうかを何度も確認すると思います。

 

誤った情報を発信できない責任感があるからこそ集中して書くことが出来るのです。

 

 

SNSを使う

自分の意見を伝えるツールの一つにSNSがあります。例えば、ツイッターは140字以内で自分の感じたことを伝えるツールであるので、いかに少ない字数でコンパクトに相手に伝えるかの良い訓練になります。

 

動画を撮る、もしくはYouTubeに投稿する

ブログを書く時間がない方はこちらがおすすめです。自分の話している、説明している姿を客観視できるため、理解できている点とできてない点の区別が付きやすいです。

 

またブログと同じで、YouTubeに投稿することで第三者からのフィードバックを受けることが出来るのでより効果的になります。抵抗がある方(私も含め)スマホで動画を撮るだけでもだいぶ違います。

 

頭の中で図式化する

夜寝る前などに、今日学んだことを頭の中で反芻してみましょう。その際に意識することは図式化することです。

ノートに自分の脳を仮定した楕円をひとつ描き、そこに今日学んだことを思い浮かべながら箇条書きするのです。

楕円が100%埋まったら、それが今日のあなたの頭のなか。睡眠が脳をリセットすると考えて、また翌日、同じように自分の頭のなかを描いてみてください。とても効果的なアウトプット習慣で、確実に学んでいることも実感できます。

 https://studyhacker.net/columns/output-cotsu  

 

 

 まとめ

インプットとアウトプットはバランスを考えながら行うことが大切であり、誰かに説明する以外にもアウトプットの方法があるということを伝えたくてこの記事を書きました。質問やコメントなどございましたらぜひお願いします!